お別れまでの準備〜自分で産着を作る場合

流産・死産や生まれたばかりの赤ちゃんを亡くした場合、赤ちゃんの体と過ごせる時間は数日と短く、そのわずかで貴重な時間をどう過ごすかは、その後の悲しみのプロセスにも大きく影響します。ですが、突然の赤ちゃんの死に呆然としてしまい、葬儀後しばらく経ってから、「赤ちゃんのためにできることが色々あったのに、私は何もしてあげられなかった」と悔やみ、自分を責めている親御さんも少なくありません。

このページでは、お別れ前にできること、火葬前の準備として、小さな赤ちゃんのための産着に関する情報をまとめています。

ショックを受け混乱した頭で自ら考え、行動することはとても大変なことですが、あなたの赤ちゃんのために何ができるのか、周りの人に支えてもらいながら考え、選びとり、大切な時間を悔いなく過ごせるように、心から願っています。

産着の準備

小さな赤ちゃんに着せてあげるための産着は、身近なところでは市販されていません。このため、自分や家族で作るか、ネット通販で購入、もしくはボランティアで作成されたものを入手するかを考え、準備する必要があります。

一部の病院では、同じ経験をした人たちの自助グループや病院スタッフの手作りの産着が事前に準備されており、グリーフケアの一部として提供されています。

①ご自身で産着を作成したい方のために

◆天使のはぐの会(北海道)

小さな赤ちゃんのための産着を作成し、病院に寄贈する活動をされています。現在、個人への産着の提供はお休みされていますが、赤ちゃんをなくした親御さんご自身で産着を作成するための型紙を希望される方には対応されているそうです。

◆個人の方のブログ

 ご自身の人工死産の経験から、型紙なし、ガーゼ生地で作成する手順をシェアして下さっています。

周産期グリーフケア情報ステーション@北海道

妊娠中〜乳児期に赤ちゃんをなくされたご家族のための情報サイトです。 北海道内の相談窓口等の支援情報もまとめています。